フラット35とは?
「フラット35」は、住宅を購入する際に利用できる長期固定金利の住宅ローンです。住宅金融支援機構(旧・住宅金融公庫)と民間金融機関が提携して提供している制度で、金利が借入時に固定され、最長35年間変わらないのが最大の特徴です。
🏦「フラット35」の基本情報
項目 | 内容 |
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借入期間 | 15年〜35年 |
金利タイプ | 全期間固定金利(借入時に決定) |
対象物件 | 一定の技術基準を満たす住宅(新築・中古両方可) |
融資額 | 100万円〜8,000万円(購入価格の90%以内が基本) |
自己資金 | 原則1割必要(ただし「フラット35(買取型)」で一部条件緩和あり) |
保証料・繰上返済手数料 | 無料 |
返済方法 | 元利均等返済 or 元金均等返済 |
✅「フラット35」のメリット
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民間ローンと比べて初期の金利がやや高め
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審査が物件中心(物件が一定基準を満たしていないと使えない)
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団体信用生命保険(団信)が任意加入(民間ローンは通常セット)
→ 加入しないと保険なしで返済することになる
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自己資金が必要なケースが多い(全額借入は不可)
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金利がずっと固定で安心(将来の金利上昇リスクなし)
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保証人・保証料が不要
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繰上返済手数料が無料(一部繰上は10万円以上でOK)
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子育て支援や省エネ住宅だと金利引き下げ制度あり(フラット35s)
⚠️ デメリット・注意点
🏡「フラット35」を使うのに向いている人
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長期的なライフプランを立てていて、金利変動のリスクを避けたい人
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自営業・フリーランスで民間ローンの審査が通りにくい人
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団信に入らずローンを組みたい人(※リスクは要検討)
💬 よくある誤解
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❌「フラット35はどこの銀行でも同じ」
→ 実際は、取り扱い金融機関によって金利や手数料が異なります。 -
❌「どんな家でも使える」
→ 技術基準(耐震、断熱など)をクリアしないと使えません。
🔍 例:2025年8月時点の金利(※要確認)
商品 | 金利(目安) |
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フラット35(21年以上) | 約1.70%〜1.90%(借入時固定) |
フラット35S(金利引下げ) | 上記から▲0.25%(当初5〜10年) |
※詳細は利用する金融機関ごとに異なるため、比較が必要です。